皆さん、ご存知のように企業の選考方法には3つあります。面接、適性検査、学科試験です。その内の学科試験についてお話をいたします。学科試験でも中身は企業により異なるケースがありますが、一般的に学科試験といえば一般常識問題であると考えてよいでしょう。
全国には高卒採用を実施している企業は4万社を超えるとも言われていますが、その内の何割が一般常識問題を実施しているのでしょうか?気になりますよね!
最近は特に高卒求人企業が爆発的に増えているので、一般常識問題試験を廃止している企業が増えてきているのも事実です。
とはいえ、昨年のある東京都内の定時制に送られてきた求人総数の内、面接のみの採用試験を実施ている企業は全体の3割でしかなかったという事実もあります。現実としてまだまだ一般常識問題等を実施する企業は全体の7割を占めているという事です。
特に事務職やアパレル販売職等のように人気職種は応募倍率も高くなるために試験を実施せざるを得ないという背景もあります。
ちなみに参考までにハリケンナビ掲載の企業は9割が面接のみの採用試験ですのでご安心ください。
さて、それでは試験対策として何をすべきか?
最近の傾向では国語力と数学力が重要視されています。社会常識は入社してから覚えていけば済むことなので、企業としては最低限のコミュニケーション能力としての国語力、語彙力を知りたいのです。
さらに、ビジネスを行う上で数字は欠かせません。経理事務はもちろんですが一般事務職や営業職も日々数字はつきものです。
また、飲食店のホールスタッフやアパレルショップの販売員も当然のことながらレジ業務があるわけですから数字には強い方が得ですよね。強くなくとも少なくとも慣れておく必要があります。
ここでは大事なポイントのみをアドバイスします。
国語力では四字熟語・慣用句は必須です。ついでに諺(ことわざ)も覚えましょう。
数学力では四則計算・分数計算は必須です。ついでに確率もしっかり理解しましょう。
例題:□に適切な漢字を入れなさい。
例題:カタカナを漢字に直しなさい。
【石の上にも三年】
【好きこそ物の上手なれ】
例題:( )に適切な数字または記号を入れなさい。
例題:次の問いに答えなさい。
高校生の就職一般常識対策 1問一答
高校生用 SPIクリア問題集
高校生の就職試験'19 一般常識問題集
企業は決して筆記試験を重要視しているわけではありません。もちろん悪すぎるのは論外ですが、一番重要視するのは面接時での生徒本人の人柄です。だから普段からテストは苦手という人は、というよりほとんどが苦手だと思いますが、まずは最善の努力をしたうえで、自分を信じてテストに臨みましょう。努力は必ず報われます。頑張ってくださいね!